今日は産後のママの猫背についてのお話です。
妊娠中・産後の猫背で悩むんでいるのではないでしょうか?
猫背のままだと痛みやボディラインが崩れる原因につながります。
そして、ストレッチやマッサージだけでは改善することはありません
今回の記事で産後猫背の原因や改善方法ご紹介していきます!
是非、参考にしてみてください!
産後猫背になりやすい原因は?
妊娠中、子供が大きる成長すると共に子宮が大きくなり内臓が上に押し上げられ横隔膜が押し上げられてしまいます。
横隔膜が押し上げられて肋骨が開くと胸椎は後ろに倒れる動きをします。
胸椎が後ろに倒れてしまうとバランスを取るために頭が前に押し出されて
上位胸椎と6番7番頚椎の後弯が強くなり猫背になってしまいます。
産後猫背が身体にどんな影響がある?
産後猫背になると上半身はもちろんのこと下半身にも影響があります。
首こり肩こり頭痛の原因に
上位胸椎と下位頚椎の後弯が強くなり肋骨が開いて横隔膜がうまく使えなくなってしまいます。
猫背になってしますと体幹を支える深層筋である、横隔膜・骨盤底筋・腹横筋・多裂筋の機能が低下します。
安静時の呼吸は、横隔膜と肋骨の外肋間筋になります.
安静時の呼吸筋でもある横隔膜がうまく使えなくなることで、呼吸補助筋である斜角筋、胸鎖乳突筋、肋骨挙筋、大胸筋、小胸筋が働きやすくなるため首こり肩こりそして頭痛の原因につながります。
睡眠の質の低下
猫背になると肋骨が開きやすくなり、呼吸が浅く早くなります。
横隔膜を支配している横隔神経は、迷走神経(副交感神経)に接続しています。
横隔膜による呼吸が低下することで、交感神経を抑制することで副交感神経が活性化します。
猫背になり呼吸が早くなるとうまく交感神経が抑制されるず睡眠の質が下がり太りやすくなります。
口呼吸になる
産後猫背になると首が前に出てしまうフォワードヘッドになってしまいます。
フォワードヘッドになってしまうと口呼吸になります。
口呼吸になると、
- 呼吸量が増える
- 口臭が臭くなる
- 顎の周りに肉がつきやすくなる
- 睡眠の質が悪くなる
- 歯並びが悪くなる
といった身体のとって悪影響につながります。
産後の猫背を改善するためには?
産後猫背を改善するために大切なことは2つあります!
1つ目は椅子の座り方、2つ目に背骨を動かすこと
この2つが大切です!
椅子座り方が大切!
座る時、お尻のどこで座っているか気にしたことありますか?
座る時のポイントは坐骨です!
坐骨の少し前で座ること、股関節を曲げたらできるシワの真下で座ります。
坐骨の前には小転子といってお腹のインナーマッスル「腸腰筋」がついています。
坐骨の前で座ることで腸腰筋が働きやすくなり産後猫背予防に効果的です。
ストレッチやトレーニングも大切ですが日常生活の環境が姿勢を作ります。
座り方、立ち方も意識して行きましょう。
背骨を動かすことがポイント!
胸椎だけでなく背骨全体が動くことが大切です。
妊娠中、約10ヶ月かけて腰椎は前弯が強くなり胸椎の後弯が強く首は前に出やすくなってきます。
産後も授乳の姿勢や抱っこ姿勢によって身体が縮んで背骨が硬く動きにくくなってしますます。
まずは1日1回身体を伸ばすとことから始めて行きましょう。
まとめ
妊娠中から3歳くらいまでは特に体幹の筋力が弱くなりやすく腹圧も低下します。
その結果が、現代人の多くに見られるswayback姿勢です。
swayback姿勢は骨盤前方に押し出されて首が前に出て上位胸椎が後方に押し出されて姿勢です。
妊娠中のお腹が前に出ている姿勢や子供を抱っこしている時の姿勢にとてもいに似ています。
身体の悩みは生活環境が作っています。
ただ、運度するだけでは改善はしません。
自分の身体を自分の意識で動かせるようにして行きましょう。