お疲れ様です!ekoronの山脇です。福岡で米認定団体AFPAマタニティトレーナーとして活動しています。
今日は、「ママとパパの腰痛の原因の違い」についてお話します!
妊娠中に腰の痛みは約7割のママさんが経験しています。実際、産婦人科でグループレッスンに参加してくださるママさんたちの8割は腰の痛みや背中の張りで悩んでいます。
妊娠するとママさんの身体は出産に向けて準備を始めます。骨盤の靱帯を緩めて赤ちゃんが出てくる通路を作るために出るホルモンが「リラキシン」と言います。このホルモンが、妊娠中の腰痛の1番の要因です。
このホルモンは、男性は精液の中に含まれますが女性のように骨盤の靱帯を緩めたりすることはありません。男性の腰痛の原因は日常の姿勢や運動不足による筋力低下など多いです。あとは、男性ホルモンの特性で内臓脂肪がつきやすく腹圧低下の原因につながり腰痛の要因となります。
骨盤は、上半身と下半身を繋ぐ重要な部位です。妊娠してホルモンの分泌量が増えると骨盤を支える靱帯が緩くなると上半身を支えることが難しくなります。
リラキシンは妊娠初期から卵巣と胎盤から分泌され、後期になるにつれて分泌量が増えてきます。妊娠後期になるとお腹の赤ちゃんも約3000gくらいまで成長して、お腹が大きく体型が変化して、骨盤が前に出て上半身が後方に移動する妊婦さん特有の姿勢も腰痛の原因の一つです。
女性が月経前や月経中に腰が痛い…っと言われるのと同じです。月経の時も妊娠中ほどではないですが、「リラキシン」が分泌されて骨盤が不安定になるので腰が痛くなります。月経時の腰痛の要因は別にもあるのでその話は別で解説します。
妊娠中のママさんから腰が痛いって言われた時、俺も腰が痛いとか言ったりしてませんよね?腰痛の主な要因は日常の姿勢や運動不足による筋力低下などですが、妊娠中のママさんは赤ちゃんを出産するための準備を始めています。僕ら男性ができないことを十月十日かけて行っています。
もし、僕の記事を読んでいる方がパパさんだったらママさんが腰が痛いと言っていたらありがとうと一言かけて腰をさすってあげてください。